P.P.屋久島の雪 of POWER PLAY

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南国屋久島の雪

屋久島の冬は12月に入ると山間部では雪が降り始めます
屋久島は南国のイメージが強く雪とは無縁のように思われますが山間部一番積雪の多い場所では2メートル以上積る事も珍しくないものです。
冬期は白谷雲水峡線や荒川線(縄文杉登山口)や淀川線(宮之浦登山口)もよく通行止めになります。
2010年から2011年の年越しにかけ日本列島を覆い尽くした寒波は屋久島の麓まで雪を積もらせ交通を麻痺させました。
上の写真は標高350メートル付近、比較的標高が低い地点でもこの有様、山間部の標高が高い所は大雪でかなり積雪した模様。

南国屋久島の雪、冬到来

ヤクスギランド-安房線350メートル付近。
積雪の為30日より通行規制、大雨の時もここで封鎖する。
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関係車輌など装備車輌の通過跡、一般車輌が進入すると間違いなく身動き出来なくなる。


屋久島人は雪道に不慣れ。
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標高が低いのでみぞれ雪。

屋久島の雪はもぞれが多い、特に1000メートル以下はみぞれになりやすい。1000メートルを超えると本格的な雪になる、あまり信じて頂けないかもしれないが屋久島では凍死の事故が毎年のように雪山でおきるのも事実。

ゲートを少し入ったところの橋。
道路は真っ白、二輪駆動、特にFRではまったく登れない。
屋久島にはチェーンやスタットレスなどは存在しない、だから通行規制になってしまう。
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この雪年末年始の登山は全て中止、中には登った方もいらっしゃるかも。


道端の木々も寒そう。
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道端は積雪量も多い。

道路の雪は標高が低いので溶けては積もるが道端は溶け代が少ないので良く積もる。

標高400メートル付近の山の山腹の様子。
雪がしんしんと降り南国の面影はまったくない、寒い!
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もちろん屋久島は南国なので雪に弱い熱帯植物も数多い。


低地でこの雪の降り様。
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ガッツリ降る雪。

流石にこれだけ降るとヤクザルを見ない。
ヤクザルは寒いのが大の苦手、どこかの岩陰で寒さに縮こまって震えていると思う、見てみたい気がする。

こちらは白谷雲水峡線、こちらも大雪で通行止め。
奥へ行ければかなりの積雪だろうが四輪駆動の私の車でも難しい。
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みぞれなので車で1度通るとご覧の通り。


甥っ子と姪っ子と初詣の帰りに雪見物。
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姪っ子は雪上を歩くのが初めて。

甥っ子は3歳位の時父親に連れられ雪のヤクスギランドへ行った経験があるので2回目、12月の中旬に雪見に山岳部へ一緒に出かけたら溶けた後で今回際チャレンジ。

観光客か誰かが造った雪だるま。
通行止めゲート前にあった分で周りはみぞれ、昨夜にでも造ったのかも?でもパウダーではなかったので手は死ぬほど冷たかったろう。
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ちゃんと両手Vサインなのかな?


ちっちゃな雪だるま。
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ゲート奥の雪だるま。

ちっちゃくてなんともかわいらしい。
子供でも造ったのだろうか、小さい雪だるま。

海も大荒れ、これでも少し落ち着いてきた様子。
この調子なら後日の釣りはなんとかなりそう。
実は翌日の釣り初めの様子を見にやってきた。
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小瀬田の防波堤。


茶畑の積雪
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新しく造られた茶畑

実はお茶は霜に弱い、氷点下になるとお茶には残酷。
雪は降っても平地が氷点下になることはないのが屋久島。
お茶の苗もいきなり雪じゃ大変。

空港も29日の一部、30日からは軒並み欠航。
31日、元旦も壊滅、鎖国状態の屋久島。
全便欠航で空港を出入りする人はほとんどいない、観光で訪れた観光客がもしかしてと空港に来る位。
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出発時間関係なく終日欠航が早くに決まった。


空港内はガラガラ
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出発カウンターで手続きする人も無し。

空港内はスタッフが暇をもてあそび自動販売機にジュースを入れたりうろちょろしたり。
スタッフと少し話しをした、暇そう。

せっかくの門松も空港利用者がいなければ寂しい限り。
誰も利用出来ない空港なので門松も出番無し、立派な門松も人の目に触れない寂しいお正月。
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島に閉じこめられた方々、ご愁傷様です。


空は相変わらずの空模様
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当分回復しないのだろうか?

この調子だといつ回復するのやら、年末から物資も入ってこない。
お歳暮のお肉や年賀状、いろいろ届かない寂しいお正月。
誰かなんとかしてー。

高速船も全便欠航、波が6メートル、台風並みの強烈なシケ。
高速船窓口も暇そう、覗いたら暇そうですぐコーヒーが出てきた。
仕事しろー!仕事が無いかぁ。
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張り紙もなかなか田舎臭い。


高速船も港に係留
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台風の時は必ず避難させるが今回は台風では無いので屋久島係留。

船員はアテンダントも含めて全て鹿児島の方、当分屋久島止め、年越しもお正月も屋久島になる、おかげで半分正月休みみたいなものかも。

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